起業したてのころに、知り合いの経営者の方から「俺のバイブル本やから!」と借していただき読みました。
小説として成功者の起業の軌跡を追体験できる本で、起業してから成功するまでの過程を色々な障害があって、その障害の対処まで解説しています。

当時も突き刺さるものがあり、面白く勇気をもらえて大変参考になったし、「貸してくれた意味はこれか!」と刺激になる一冊だったんですが、なんとなく最近自分でも買って読み直しました。
7年後の再読でしたが、
「え?同じことしてるやん?あれ?デジャヴ?」ってことがいっぱい。
商売の怖さがリアルに描かれています。
そして経営のノウハウが全て詰まっています。
主人公のタクは会社をリストラされたも同然の状態から一念発起し起業することに。
私も交通事故で休職になり復帰後がうまくいかず、その後に色々あって、心の中ではリストラされたも同然だと思いながら見返す想いで起業しました。
仕事の成功と家庭円満はなかなかうまくバランスが取れず、ビジネスがうまくいっても家庭では上手く行かない。
そして仕事と家庭のバランスがとれても子供が病気になったり。
因果関係が科学的に証明されることではないかもですが、パターンとしてある程度普遍性を持っていることなのかもしれない。
実際に自分がそのパターンでしたから。
本書では会社の成長に伴って、組織に対する問題が出てしまい、更に家庭の歪みが起きるわけですが、私も全く同じように歪みまくってました。
仕事と家庭のストレスがあって、仕事と家庭のトラブルが連鎖していました。
仕事と家庭は密接に関わっているんです。
身を持って経験しました。
成功とはなんなんだろう?
成功したら幸せ?
給料増えたら幸せ?
お金がいっぱいあっても家庭がぐしゃぐしゃなら幸せじゃないですよね。
私は家族のために成功したいと思っています。
だからこそ家族との時間を大切にする必要があるわけですね。
だからワークライフバランスは重要だと思うし、経営するうえで最優先に考えていること。
ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。
順番としては幸せがあって成功がある。
気付きを得るため、また数年後読むことにします。
経営者だけでなく、向上心のある全てのビジネスマンにとって強くオススメする本です。
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