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妹に面白いから見た方が良いと勧められた

韓国ドラマ
「ミセン -未生-」

幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレは、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。しかし母の伝手で、大手総合商社にインターンとして入社。満足に会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、遅れをとっていたが、同期とチームを組んでのプレゼン発表で合格点を獲得。なんとか2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属される。やがて囲碁で培った洞察力を生かして仕事でも微力ながらも課の役に立つようになり、次第に配属先の営業3課のオ課長やキム代理に認められ、課にはチームワークが生まれつつあった。一方、グレの同期入社の紅一点、アン・ヨンイはインターンながらも大きな契約を取り付ける優秀な人材だったが、入社後配属された資源課では、男性上司から疎まれ、なかなかまともな仕事を与えられずにいた。

ミセン あらすじ

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このミセンの意味も、囲碁用語で「弱い石」を指す言葉。

会社で働く大変さや、楽しいこと、仲間との絆などがリアルに描かれていて。

自分にかぶせて見てたので、感情が入りすぎました。

以下、私の経験の話です。

20代前半の頃、ゲーム廃人を卒業した私は、色々なバイトを始めては辞めてを繰り返していた。

趣味でヤフオクを見ていると、個人ではなく業者としてノーブランドの服を出品しているところに目がいくようになっていた。

漫画喫茶、カラオケ、ダーツバー、アパレルなどのバイトを経て
時給850円で始めたバイトは、ヤフオクで商品を出品していた業者。

服も好きでヤフオクも好きだった私は、こういう仕事もあるのかと、
求人誌で探すようになって見つけたところ。

面接に行き、気に入ってもらえて即採用をいただいた。

ヤフオクで儲けていた会社が、今後は楽天市場でメンズファッションのショップを
作りたいとのことで、その運営をやって欲しいとのことだった。

自分はネトゲの世界では、かなり強いプレイヤーだったのに、現実の世界では何も持ってないただのフリーター。
剣も盾もないし、魔法も覚えていない。
HP25 MP0 攻撃力2 防御力1 くらいかな。笑 

そして何もわからないバイトの私が店長となり、運営をしていく。

何でいきなり面接で採用した何もわからないような人物に、こんな責任重大なことさせるんだろう?と今になっては思う。
機会があれば聞いてみたいくらい。

当たり前のように全然結果が出なくて、
「お前なにやってんねん。会社来て寝てんのか?」
と、会議でブチギレられることも。

会議後に同じ運営スタッフと居酒屋に行って、
「あなたは頑張ってるよ。何も悪くないよ。」
この言葉に号泣しながらお酒を飲んだり。

広告費用をガンガンかけて、赤字と言う血を流しながらの運営の中、
真冬の冷えた夜、事務所から少し離れたところに来いと社長に電話で呼ばれ。

この時に聞いたのが、キャッシュフローがまわらなくて、愛車のBMWを売ろうと思ってると。
「なんとか会社やっていけてる感じやから。バイトのお前にはボーナスが出ないけど俺からの気持ち。みんなに内緒やから。少ないけどありがとうな。
と、社長のポケットマネーで5万円をくれた。

生まれて初めてのボーナス。

辛いこともたくさんあったけど、この出来事は今でも嬉しい思い出。

この後、正社員にもなって、私が運営させてもらっていた店舗の年間売上が4億円ほどに成長して
会社も年商10億円以上になるんですが、それはまた別のお話。

ドラマを見てて、当時を思い返して
あんなに必死で一生懸命な時が自分にもあったな~と、これからも前を向いて頑張ろうと思えるようなドラマでした。

とにかく踏ん張れ。
踏ん張った者が勝つ。
俺たちはまだミセン(弱い石)だ!

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